【フロント受付】入社して1年目に上司のほとんどが会社を辞めてしまい、毎日残業をして身体も壊したが、お客さんの暖かい言葉に支えられて仕事を続ける事ができた。

【フロント受付】入社して1年目に上司のほとんどが会社を辞めてしまい、毎日残業をして身体も壊したが、お客さんの暖かい言葉に支えられて仕事を続ける事ができた。

【性別】女性
【年齢】(仕事が大変だった当時)
25歳

【当時の職業】
フロント受付、レストラン業務

【当時の住まい】
実家から車で2時間ほど離れたアパートで一人暮らしをしていました。

【その仕事はまだ続けてる?もう辞めた?】
今は退職し無職





【就職のきっかけと経緯】
祖父が昔働いていた土地で、知り合いが多く一人暮らしには都合が良い環境だったため引越しをしました。
その地域で新しくホテルが建てられるためオープニングスタッフの募集があり就職することにしました。

【環境と仕事内容】
仕事内容は主にフロントで宿泊予約をとったり、お客様をお部屋へご案内、周辺地域の観光案内などをしていました。
土日祝などの忙しい日は、レストランのホールの手伝いもしていました。
ホテルの収容人数は約60名、宿泊以外にも日帰り温泉があり、年中無休営業、日帰りと宿泊客の受付は同じでした。
私は予約課の主任で、レストランや調理場、清掃スタッフで約30名の従業員がいました。
日帰り客は平日は殆どが地元の老人で、宿泊客は車で1時間半から2時間半圏内の方が多かったと思います。
私は日勤で、夜勤はフロントと清掃員で4人いました。

【大変だった時期】
21歳で就職し、25歳の時に主任になり残業が増え仕事が大変になりました。




【大変だったこと】
私が入社して1年程で、上司が殆ど会社辞めてしまい、周りは新人だらけになりました。
自分の部署だけでなく、他の部署の手伝いもしていたので、毎日残業する事になりました。
朝7時出勤で、次の日の朝2時に帰ることもあり、暫くすると身体を壊してしまいました。
会社で食事をとる時間も休憩も殆ど出来なくなり、入社時より20キロ近く痩せてしまいました。
入社して4年目の冬に、腰に違和感があり、朝起きたときに転んで立てなくなりました。
救急車を呼び病院へ行き、すぐに入院することになりました。
退院して1ヶ月くらいは、早く帰ることが出来ましたが、その後の仕事量は入院前と変わらなくなり、新人教育、普段のフロント業務、他部署のヘルプの毎日でした。
電話でのクレーム処理は手分けしてこなしていましたが、メールでの返信などは私が担当していました。
会社で終わらなかった分は家でも処理していました。

【大変だった期間】
7年半続きました。




【当時の心境】
親元を離れて自立したいと思い選んだ土地での仕事だったので、すぐに辞める気はありませんでした。
毎日眠くて、疲れて、お腹が空いても黙々と仕事ができたのは、職場に自分を認めてくれている人がいたり、暖かいお客さんが多かったおかげだと思っています。
仕事をしていて楽しかったことは、知らない土地の事を知ることができたのと、多くのお客さんとの交流ができた事です。

【職場が大変だった原因】
忙しいからこそ、ちゃんと時間を作り話し合いをすべきだった事と私を含め、上司が時間のメリハリを付けた仕事をするべきだった事。




【仕事で良かったこと】
やりがいがあったと思った事は、宿泊のお客様から、あなたはいつも笑顔で気持ちがいいから、お祝いがあったら必ずこのホテルに宿泊すると決めてるの、と言われた事です。
お客様から褒められたと言う事が一番のやりがいでした。




【特にひどかった最悪の出来事】
私が入社して1年目の頃に大きな宴会予約が入り、幹事の方とも何回も料理や会場の事で打ち合わせをしましたが、当日調理場に注文していた料理のコースが間違っていて、宴会の1時間前に間違いに気が付き、全て変更してもらうという失敗をしました。
当時の上司は、私と一緒に厨房に行って料理長や他の調理スタッフに謝ってくれましたが、料理長達はずっと怒っていました。
それから1週間ほど過ぎた、ある日に宿泊されたお客さんのお子さんが、重度のアレルギー持ちの子で、フロントでは事前にアレルギー食材を伝えていたのですが誤って夕食で出してしまい、さらに次の日の朝食にもアレルギー食材を出してしまうというミスをしてしまいましたが、調理場からフロントには一切伝えられていなかったため、夕食時も朝食時もお客さんに謝る事が出来ませんでした。
アレルギー持ちの特にお子様は、ひどい方だと亡くなってしまう事もあるほどの大変な事なのに、それを謝らずにお帰りの時間になってしまい、お客さんから直接聞かされ、本当に申し訳ない事をしてしまったと思いました。
その日の朝礼で、調理場からそのような事があったと報告をうけ、あとの処理はフロントでやってくれと、謝罪文とともにお詫びの品をお客さんへ送る作業を任されました。
先日の私のミスの時は、ただ怒りに任せて口調を荒立てていた人が、自分がミスをするとちゃんと誤りもせずに、丸投げとはいったいどんな神経をしているのか、と思いつつも我慢してきちんと業務をこなしました。




【相談した人・助けてくれた人】
上司の中には相談できる人が何人かいました。
同じ系列の別のホテルで働いている方も親身になって私の話を聞いてくれて、時にはメールでアドバイスをくれたりしました。
近くのホテルの方が、休みの日にわざわざ来て、私の仕事を手伝ってくれたのが嬉しかったです。

【改善のための行動】
他のホテルに研修に行く機会があり、そこの職員の取り組みや行動を見て、良いところは真似しようと思いました。
自分の職場にいるだけでは、何がダメなのかがわからないし、正しいと思ってやってる事が、実は間違っていたりと発見できました。




【現在の状況と心境の変化】
腰を痛めて手術をしリハビリをしながら仕事を続けていましたが、重いものを運ぶ事も出来ず、仕事だけでなく私生活にも影響が出始め、7年半で退職しました。
退職してからは1年が経ち今は無職です。
私の人を頼れない性格が、自分を傷つけてしまったんだと言う事がわかり、今は出来ないものは出来ない、助けてほしい事はちゃんと伝えられるようになりました。

【学んだこと】
働く事は人によって目的が違いますが、辛い時や大変な事は皆んな経験すると思います。
そんな時に上司だからとか新人だからとか関係なく、話し合いの時間を作り、今起きている事を共有する事が大事だと思いました。



【当時の自分へのアドバイス】
辛いことや大変な事があった時は、自分一人で抱え込まないで、言いづらいかもしれないけど上司にも時には新人の子にも手伝ってもらうのと、残業することが当たり前だと思わず、仕事も休憩もメリハリをつけてする事が大事だと言う事です。
ただ、その仕事の中で自分が接客業が好きなんだと気づけた事は、今後の人生において大きな発見になったので、今までやって来た事は無駄ではありません。