【仲居】自分がお客さんとしてどこかに泊まるときは、従業員の方たちにはちゃんとお礼を伝えようそれが彼らたちのモチベーションになることが、よくわかった。

【仲居】自分がお客さんとしてどこかに泊まるときは、従業員の方たちにはちゃんとお礼を伝えようそれが彼らたちのモチベーションになることが、よくわかった。

【性別】女性
【年齢】(仕事が大変だった当時)
38歳

【当時の職業】
仲居

【当時の住まい】
マンション住まい 家族四人

【その仕事はまだ続けてる?もう辞めた?】
転職して、違う業種で働いている





【就職のきっかけと経緯】
そこで働いている友人に頼まれて(急に人がやめて回れないとのことだった)やむなく短期間だけ助っ人という形で働きました。

【環境と仕事内容】
職場の環境というか、雰囲気が最悪でした。
みんながみんな自分の持ち場のことしか考えていない。
みんなめいめいに出勤してくるのもあって、みんなで集まりあってこの忙しい一日を乗りきりましょう、みたいな音頭をとる人もいない。
そっちも忙しいけどこっちも忙しいみたいなオーラを出す人ばかりでした。
仕事の内容は仲居、主に夜担当。

【大変だった時期】
当初からずっと大変でした。




【大変だったこと】
8でも書きましたが、みんながみんな忙しいので、わからないことがあっても誰に聞いたらいいのかもわからない。
マニュアル的なものかわないからとても困りました。
お客さんからの例えば水割りの注文を受けても、普段全然のまない私には、どの割合で割ればいいのかもわからない。
お漬け物のおかわりを頼まれても、厨房のどの人にお願いしたらいいかもわからない。
また、懐石のお料理の火入れも、どのタイミングでいれたらいいのかわからない。
結局自己流で、お酒は濃く濃く作りすぎて顔をしかめられ、お漬け物もお断りし、火入れもお料理が前後する羽目になり、毎日がわからないことの格闘でした。
もう少し風通しよく、また新人を育てる風土があれば、正式に就職も前向きに考えられるのにと思いました。
次々人がやめるのが納得でした。

【大変だった期間】
最初から最後まで




【当時の心境】
とにかくブルーになりました。
時給も高かったし、行ったら行ったで腹もくくってがんばれましたが、行くまでの時間が「今日もか…」と思うと辛かったです。
もともと短期でと頼まれてたのでなんとか踏ん張れましたが、終わりがなかったら間違いなく心おれてました。

【職場が大変だった原因】
トップが悪いと思います。
一体感がなくバラバラ。
相手を思って仕事ができていない。
お客様の心からのおもてなしができていない。




【仕事で良かったこと】
タイミングバッチリでお料理が出せて、召し上がっていただけたときは、ガッツポーズものでした。
そして、食事が終わったお客様から美味しかったとかありがとうとか一言あると、たとえ一辺倒な言葉であっても達成感ありました。
高校生や若い人たちの、懐石になれてない方は、お料理をお出しする度に頭をペコンとしてくれるのは、なかなか嬉しいものでした。




【特にひどかった最悪の出来事】
初めてシフトに入った頃、超ベテランの仲居さんについて学ばせてもらいました。
全く教える気がなく、ちょっと待って、というばかりで、たまにここに氷いれてとか、あれ持ってきて、とこまづかいばかりで、全く教えてもらえなかった。
挙げ句、予約の時間まで30分以上、こられるお客さん待っといてと言われ、私は何にもすることなく、手持ちぶさたのまま時間を過ごしました。
楽でいいのかもしれませんが、居心地最悪でした。
あとは、洗い場にバイトの若い男子が何人もいました。
ぺーぺーの私を下に見て、下げた器とか、ものすごく重いのに、運べと言う。
先輩の仲居さんには全然言わないのに。
いやいや、運んで洗うのがあなたたちの仕事でしょと内心思っていました。
懐石はちいさなお皿から陶芸のようなお皿まであり、なかなか重ねられないから、気を使いました。




【相談した人・助けてくれた人】
先輩の仲居さんと友人。
結局友人にあれこれ聞いて頼って、友人がこの人はいい人と教えてくれた先輩の仲居さんに頼っていました。
帰りの電車のなかでは、友人とお互い愚痴をこぼしあって支え合いました。
1人で抱え込むことは絶対無理でした。

【改善のための行動】
とにかく悲壮感を出さないように気を付けました。
明るくわかりませーん、教えてくださーいと素直に頼りました。
お客さんにも、新入りなものですみません、確認してきますと素直に謝ってました。
自分で何とかしようと思わない。
それに尽きました。




【現在の状況と心境の変化】
今仕事期間を終えてほっとしています。
お皿も割らなかったし、大きなミスもなかったし。
ただ、まだまだ他の方々はあの戦場の日々続いているのかと思うと気の毒としか思えません。
大きな旅館だったので、しかも昼担当夜担当もあって、みんなで一同に顔を会わせることもなかったけど、お疲れ様です、とは思っています。
私はもう戻りたくはないですが。

【学んだこと】
忙しいときほど落ち着け。
あわててお料理をひっくり返したり、こぼしたりしたら、それこそロスになる、ということ



【当時の自分へのアドバイス】
するべきこと…急がば回れ。
あせらず落ち着いたらいい。
お料理が多少遅れても、お客様はお酒のんだりしているから、そこまで気にしていない。
してはいけないこと…ぺーぺーの私が先輩に意見はしないこと。
外から来たからこそ見えるところはある。
おかしいと思っても、そこでずっと何年も働いてる人には、カチンとくることもある。
時と場合を考えて発言するべき